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レッスン・演奏コーチングの具体例

レッスンは、弾き手が曲を深く理解し、「人に伝わる演奏」を目指すために曲の表現を磨くお手伝いの場だと思っています。そこで演奏コーチングと呼んでいます。レッスンの目標は、国際的な視野を持って、音楽を深く理解し、その人らしい、活き活きとした演奏ができること。そして、聴き手に伝わる演奏、聴き手が何かを感じさせる演奏にもっていくことです。「この曲はこうあるべき」という考えを押し付けるのではなく、その人が感じている表現を大事に、ワンレベルアップの演奏を目指します。レッスンのモットーは「弾くのがワクワクしてくるレッスン。」そして「悩みが解決するレッスン。」レッスンはいつも笑いでいっぱいです。

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仕上げのコーチングレッスンの具体例:

(1) 演奏をして頂く。(この時、後で聴き返すことを目的に、録音を取る場合もあり。)

(2) 先ほどの演奏を一緒に聴く。ご本人に感想を発表して頂く。

*率直にどう感じたか。良かった点、出来ていなかった点を挙げてみる。

*自分が表現しようとしていた事が出来ているかどうか確かめる。

 

 

(3) 私自身が聴いた感想と、ご本人の意見を加味しながら、解決策を探っていく。

① 曲にあったリズムの感じ方が出来ているか。

② 曲にあった音色になっているか。

③ 曲にあったスタイルになっているか。

④ 曲に対して、具体的なイメージが描けているかどうか。

 

 

(4) 曲に対する理解を深める。

*作曲家のスタイル、音楽に対する知識が少ない場合はそれを解説しながら、ポイントを説明。

*参照できるビデオ、イメージ画像、その他、参考になる資料等を提供。

*同時に、曲の構造も把握する。

*様々な観点から検証することで、曲に対するイメージを膨らませていく。

 

 

(5) 音色の幅を広げる。表現の幅を広げる。

① 空間の中での音の聴き方

② 体、腕、手の使い方 

③ ペダルの使い方

④ フレージング、リズムの感じ方

⑤ 音楽の作り方

 

   

一番のポイントは、「自ら考え、具体的にイメージする」ことです。

この作業で、「誰かに教わった音楽」から「自分自身の声=演奏」になります。

 

 

 

 

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